しの笛とガドゥルカゆめどのライブ

2020年2月23日(日)

 

2019年4月にブルガリアへ行ったことの流れの中で、このLiveが実現できたことは、とても嬉しい出来事でした。

ブルガリアから帰国後、一緒に行った仲間の一人、岩野清子さんのお声がけで、ブルガリア大使公邸で行われた日本ブルガリア交流協会の総会へ出席させていただき、立食パーティーの場で、私達の交流の押しかけ報告をさせていただきました。その場には私達のほかにもブルガリアと縁の深いたくさんの方がおいでになっていました。総会の場では、ブルガリアの音楽の生演奏やダンスもあり、又、日本で行われるブルガリア関係の催しなどの情報もいただけて、すっかりブルガリアファンになって帰国した私達にとってとても興味深いものでした。

私達の中で、ブルガリアブームはしばらくの間続き、日本でもバラのお祭りを追いかける仲間や、ブルガリア関係の番組の情報を見つけてはチャンネルを合わせてみたり・・

そんな中で、ヴァイオリニストの大谷康子さんの「音楽交差点」という番組で、ブルガリアが取り上げられる、という情報が仲間のうちで話題となり、何人かがチャンネルを合わせました。

そこでブルガリアの民族楽器ガドゥルカを奏でていたのが、ブルガリア大使公邸でお目にかかったヨルダン・マルコフさんでした! 日本ブルガリア協会理事でいらっしゃる石坂史朗氏にご紹介の労をいただきこのLiveが実現できることとなりました。

そして、会場を提供いただいたのも、ご一緒にブルガリアへ行った仲間の一人、金子きよみさんです。

当日は、岩野さんのブルガリア豆知識や、金子さんのお料理も楽しめる、こじんまりながら贅沢な会となりました。

 

 

本編は、上記のようなこのLiveが実現した経緯、私たちの旅の報告、ブルガリアで演奏してきた日本の音楽、ブルガリアの音楽、そしてマルコフさんからブルガリア音楽の変拍子について、かなり専門的なレクチャーも飛び出し、体験コーナーまで実現してしまうという、充実した時間となりました。

お互いの楽器のジョイントは、限られた条件の中ではありましたが、いろいろなチャレンジをさせていただきました。弦と管は相性が良いですので、民族楽器同士、可能性は無限大です。が、ここがスタート!の、第一回目の試みでしたので、これから何ができるのか、自分達自身も楽しみ、といったところです。

いつも海外での演奏は、ご一緒したお仲間とはいろいろな体験をシェアして帰ってくるのですが、帰国すると日々の出来事にかき消されていつの間にか遠くなってしまいがちでしたが、この度は、このことがまた次の何かへと発展していくことを期待できるものとなったのではないかと思っています。

 

※残念ながらこの後の演奏の場は、2020年5月現在、見通しが立たないままでおります。

一日も早い感染症の終息、そして皆様の心身のご健康を願う日々です。共に事態を乗り切れますように!

 

 

 

2020年02月23日