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2022年10月13日@ウェスタ川越小ホールでの、Live録音
ジャケット写真は宮田繁さん、デザインは高橋恵子さん。
https://music.apple.com/jp/album/rika-ohno-shino-no-hibiki-concert/1682138947
https://www.e-onkyo.com/music/album/bud4525853421391/
https://recochoku.jp/album/A2003543541/album
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nvNeDlZgD4-1QH3IfAKsVhnMHNi3HUTtc
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.1> 「出逢い」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.1/id582584271
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.2>「 花の宴」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.2/id582578123
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.3> 「篠の音取り」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.3/id582579175
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.4>「陽春白雪 -篠笛と古筝の出会い-」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.4/id630390322
[E-onkyo]
http://www.e-onkyo.com/music/album/gpcd094/
https://ototoy.jp/_/default/p/34267
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.5>「いにしへを」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/inishiewo-nippon-no-kokoro/id1082623646
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.7>「篠のひびき ~祈り・ピアノと共に~」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/shino-no-hibiki-inori-with-piano-concert-live-2017/1314822042
■<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.6>「篠笛でお正月 」
[iTunes]
https://itunes.apple.com/jp/album/happy-new-year-shinobue-de-oshougatsu/1171327793
■「共鳴-TOMONARI-」Rika Ohno Concert pieces
■ Tokyo J-Flute Ensemble
https://recochoku.jp/artist/2000577773/
まちがいさがし (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=VLsmaz0J1fU
Rika Ohno_Taro Kubo Live Preview
https://www.youtube.com/watch?v=x5ey_3UOk2o
篠笛と琵琶のための“詩曲” 松村禎三(1929-2007)作曲
NHK 大阪の委嘱により、1979 年に作曲され藤舍推峰(横笛)と山崎旭翠(琵琶)の演奏に より放送初演された。全曲は切れ目なしに演奏される単一の楽章からなるが、大きく静―動
の二つの部分に分けることができるだろう。まず前半は極めて内省的な篠笛のモノローグ に始まる。その後で初めて二重奏になる。ここでは、どちらが主でどちらが従というような
ことはなく、あくまでも両者は対等の関係で各々が自己の楽想を展開するが、要所要所でふたりの奏者が呼吸を合わせるべき勘所は決まっている。そのまま後半に入るが、ここでは琵
琶にオスティナートが現れ、クライマックスでは篠笛と琵琶が同じ旋律を朗々と歌い上げ る。やがて冒頭が想起され静かに終わる。(毛利蔵人)
1980 年 5 月 20 日、東京梅若能楽堂に於ける第四回鯉沼廣行リサイタルで、この曲が舞台 初演された。練習の成果を聴いて頂く為作曲者のお宅を訪れた時、松村氏に一枚の絵を見せて頂いた。
それは、能「弱法師」の日想(にっそう)観(かん) ※(〘名〙 仏語。観無量寿経に説かれている十六観法の一 つ。浄土を観想するために、西に向かい太陽の没するさまを観想すること。)
を描いたものであった。日没の中に佇む法師の姿は、美しい夕景を心眼に受け止めて、そこ に浄土を観ている安らかなものであった。 私は、その絵の中に、作曲者が篠笛と琵琶によって描こうとされた世界を観る事が出来た。
(鯉沼廣行)
具体的には、拍数の違う C-H-C-B-A の繰り返しで日没の風景が表現されていると思われる。 筑前琵琶の譜では、金金火土土 と記されている。
2000 年 4 月 30 日、横浜能楽堂にて琵琶の田中之雄氏と演奏させて頂いたことのあるこの 曲を、2020 年、実に 20 年ぶりに同じ場で演奏するはずであった。が、皆に等しく降りかか
ったコロナ禍により一年の延期。個人的なことであるが、その間に父を見送ることとなった。 日の短い頃、毎日沈む夕日と共に稽古したこの曲の中に片鱗でも西方浄土を感じていただ
ければ、などと大それたことを願いつつ。 (2021 年 4 月 大野利可)
2022年3月1日発売CD
鯉沼廣行作品集Ⅱ「まほろば」
演奏:大野利可