小江戸蔵里 伝統和芸鑑賞会
2021年(令和3年)4月24日(土)16:20~17:00
毎月第2・4土曜日に小江戸蔵里の八州亭にて粋和会の主催で行われている催しです。
大野にお声掛けいただいた回は、昨年四月の催し中止から、一旦は8月に、そして2月に、そして4月に・・・と再三延期となりましたが、ようやく実現の運びとなりました。
この受難の時期をなんとか皆様と共に乗り越えられるよう、願わずにはいられません。
演奏内容は、一年延期のうちに気持ちが変わり、下記の曲を致しました。
津軽山唄 「山にのぼるに笛吹けば、峰の小松が皆なびく」と歌う民謡の名曲を笛ソロで。
三冬(みふゆ)コロナ禍の中、昨年3月に生まれた曲です。盂冬・仲冬・季冬の三つの冬を指す語です。
篠笛と琵琶のための”詩曲” 松村禎三作曲 薩摩琵琶の田中之雄氏に共演いただきました。
※能「弱法師」の日想観を描いた絵の中に、この曲が表現しようとした世界が垣間見えるのではないか、との解説をプログラムに書きました。大きな構想を持って作られた曲です。
少々重い選曲になりましたが、それだけ想いが込められていたということでご理解いただければ。
お付き合いくださった皆様に感謝申し上げます!
しばらくは予定は未定、ですが、次回、大野演奏の予定は10月9日です。
月に2回、バラエティに富んだ伝統和芸に触れられますのでぜひお運びください。