伝統和芸鑑賞会
「笛と語り・語りと笛」
伝統和芸鑑賞会(小江戸蔵里八州亭)
令和4年(2022年)5月14日(土)16:20~
大野利可(横笛) 牧三千子(語り)
宮城長持唄によせて 宮城県民謡 大野利可編曲 篠笛五笨調子
ハァ~今日はナァ 日も良し ハァ~天気も良し 結びナァ合わせてヨ
ハァ縁となるなェ
この日、花嫁の父はさぞや万感胸に迫ることでしょう。
夜明けをイメージした前奏、馬子唄風な間奏、子守唄風な中間部分、
祭囃子風な後奏を加えて編曲した。(2005年)
ささやき 大野利可作曲 篠笛七笨調子
鳥、風、土、森、川、そして心のささやき。(2010年)
ひとり 大野利可作曲 篠笛三笨調子
沼田曜一の民話「雪女」に着想を得た。
父を失い天涯孤独になってしまった若者の野辺送りの様子、吹雪が小屋の戸を叩く音、そしてこの世ならぬ者と出会い・・・(2006年)
川越の民話
出逢い 大野利可作曲 篠笛七笨調子
沼田民話座公演「良寛さん」の劇中音楽として作曲。
良寛さんが晩年、貞心尼と和歌のやりとりをする場面。(1990年)
月に行ったうさぎの話し(「沼田曜一むかし語り十二夜」より)
今回の伝統和芸鑑賞会には、女優の牧三千子さんをお迎えし、
俳優沼田曜一氏との思い出などもお話ししつつ、思い出深い作品をさせていただきました。
ここだけの話し、とても希な機会だったと思います。
年末頃から準備を重ね、実現できたのは奇跡に近いかもしれません。
客席に、心を寄せていただいた方達がお集まりくださり、感謝に耐えません。
そして、立ち会ってくださった皆さん、こう言っては傲慢かもしれませんが、幸運だったと思います。
これからも心ある舞台作りをこころがけていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。